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安田淳一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やすだ じゅんいち
安田 淳一
本名 安田 淳一
生年月日 (1967-02-16) 1967年2月16日(58歳)
出生地 日本の旗 日本京都府城陽市
国籍 日本の旗 日本
職業 映画監督
脚本家
米農家
ジャンル アクション映画など
活動期間 2014年 -
活動内容 映画監督
事務所 未来映画社
主な作品
映画
侍タイムスリッパー
受賞
日本アカデミー賞
最優秀編集賞
2025年侍タイムスリッパー
優秀監督賞
2025年『侍タイムスリッパー』
優秀脚本賞
2025年『侍タイムスリッパー』
優秀撮影賞
2025年『侍タイムスリッパー』
優秀照明賞
2025年『侍タイムスリッパー』
その他の賞
新藤兼人賞 銀賞
2024年『侍タイムスリッパー』
日刊スポーツ映画大賞
監督賞
2024年『侍タイムスリッパー』
おおさかシネマフェスティバル
監督賞
2025年『侍タイムスリッパー』
藤本賞 奨励賞
2024年『侍タイムスリッパー』
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安田 淳一(やすだ じゅんいち、1967年2月16日[1] - )は、日本の映画監督プロデューサー脚本家[2]農家

人物

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大阪経済大学在学中から映像制作業を開始し、卒業後は様々な仕事を経て、映画製作を実施。

拳銃と目玉焼』で、オリジナル映画作品監督デビュー。それ以前から企画・イベントムービー等の制作を行っていた[3]

2017年、米作りを取り巻く問題点にも触れた2作目『ごはん』は、日本映画史上最も美しく水田風景を描き、最もリアルに現代の米作農家を描いた米作りエンタテイメントムービーとしてリリース。38か月続くロングヒット作となった。

2023年、父の逝去により、米作り農家を継ぎ、米農家と映画監督の兼業の生活をしている。 シネマ・ロサでの単館上映から始まった新作『侍タイムスリッパー』が、全国300館以上で上映される異例の大ヒット公開中。安田監督が、脚本、原作など1人11役を務めたオリジナル作品で、会津藩士の武士が時代劇撮影所にタイムスリップして「斬られ役」として現代を生きる姿を描いた。 田植えと稲刈りの時期を外して撮影した本作には、江戸時代から現代にタイムスリップした侍が、白米を見て驚くシーンがあり、監督が自ら育てた米を炊いて撮影している。本作はシネマ・ロサでの上映からスタートし、全国展開した点が共通することから、映画ファンからは上田慎一郎監督作品である「カメ止めの再来」とも騒がれており、安田監督自身も『カメラを止めるな!』のストーリーテリングや展開方法から影響を受け、リスペクトする形で本作を制作していることを公言している[4]

来歴

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作品

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主な監督作品

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未来映画社作品
未来映画社以外
  • 新世界歌謡道(2006年、森千紗花事務所)[注 1]
    • 新世界歌謡道パートII(2014年、森千紗花事務所)[14]

監督以外での参加作品

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  • Wende(ヴェンデ)〜光と水のエネルギー〜(2022年、Wende製作委員会) - 撮影・録音[15]
    • Wende2〜未来へのアプローチ〜(2024年、Wende製作委員会) - 撮影・録音[16]
  • ネペンテスの森(2022年) - 監修・撮影・編集[17]
  • 華の季節(とき)(2023年) - 監修・撮影監督[18]
短編映画
  • 想いのこり(2018年) - 撮影・編集
  • アナログ・タイムス(2019年) - 企画・照明 ※未来映画社GO NEXT PROJECT

脚注

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注釈

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  1. ^ 安田は「映画は映画なんだけど、僕の中では企業VP(ビデオパッケージ)に近い」という理由から、同作を自身のフィルムグラフィに入れていない[13]

出典

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  1. ^ @poohck1 (2025年2月16日). "2月16日は安田淳一監督のお誕生日". X(旧Twitter)より2025年3月14日閲覧
  2. ^ "異例の大ヒット『侍タイムスリッパー』で話題の監督「安田淳一」がブレイクするまでの「10年間の足跡」". 現代ビジネス. 講談社. 23 November 2024. 2024年11月23日閲覧
  3. ^ "【インタビュー】『侍タイムスリッパー』安田淳一監督&ヒロイン・沙倉ゆうのが語る作品の魅力と熱い想い". OTOTOY. オトトイ株式会社. 2 October 2024. 2025年1月3日閲覧
  4. ^ 小田和正 (2024年10月11日). “WEB特集 “危機”の時代劇終わらせない!救世主は自主制作映画”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会. 2024年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月14日閲覧。
  5. ^ 映画「侍タイムスリッパー」監督 安田淳一”. CREATIVE VILLAGE. 株式会社クリーク・アンド・リバー社 (2024年11月22日). 2025年3月16日閲覧。
  6. ^ 第27回横浜映像天国2023企画沿革”. 横浜映像天国. 2025年3月16日閲覧。
  7. ^ 新藤兼人賞の金賞は「ナミビアの砂漠」山中瑶子、銀賞は「侍タイムスリッパー」安田淳一”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年11月26日). 2024年11月26日閲覧。
  8. ^ 【映画大賞】安田淳一監督、初の監督賞「侍タイムスリッパー」で1人11役以上「感慨深いわ」”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社 (2024年12月27日). 2024年12月27日閲覧。
  9. ^ 『日本アカデミー賞』優秀主演男優賞を発表 山崎賢人、横浜流星ら5人”. ORICON NEWS. oricon ME (2025年1月21日). 2025年1月21日閲覧。
  10. ^ 【随時更新】第48回日本アカデミー賞(2025年)受賞結果まとめ”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年3月14日). 2025年3月14日閲覧。
  11. ^ 2025年受賞者”. おおさかシネマフェスティバル 公式サイト. 2025年2月6日閲覧。
  12. ^ 「ラストマイル」製作陣が第44回藤本賞に、「ルックバック」「侍タイムスリッパー」も受賞”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年2月17日). 2025年2月17日閲覧。
  13. ^ 安田淳一「【侍タイムスリッパー安田淳一】波瀾万丈の映画道を語る」『NewsPicks』(インタビュー)(インタビュアー:田端亮士)、ユーザベース、2024年11月26日。2025年3月26日閲覧(Paid subscription required要購読契約)
  14. ^ "映像劇団テンアンツ 新着ニュース 2014". 映像劇団テンアンツ公式サイト. 26 April 2014. 2025年1月3日閲覧
  15. ^ "Wende". 「Wende」公式サイト. 京都映画センター. 2025年1月3日閲覧
  16. ^ "Wende2". 「Wende」公式サイト. 京都映画センター. 2025年1月3日閲覧
  17. ^ "作品ぺージ ネペンテスの森". シアターセブン. 第七藝術劇場. 2025年1月3日閲覧
  18. ^ "華の季節". 「華の季節」公式サイト. ワンウェイフィルム. 29 August 2023. 2025年1月3日閲覧

外部リンク

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