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元素の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本項では、標準的な周期表に記述される元素元素の一覧(げんそのいちらん)として概説する。

一覧

[編集]
  • Z原子番号。元素の原子核に存在する陽子の個数。
  • Sym元素記号
  • 日本語名:ソートは50音順。
  • 英語名:ソートはアルファベット順。
  • 周期:周期表における周期(横列)。
  • :周期表における(縦列)。
  • 分類:凡例を参照。
  • 密度ρ:注釈のないものは固体の室温での値。注釈で気体と示したものは、特記無ければ101.325kPa下の密度。同素体についても注釈で表示。単位は固体・液体についてはg/㎤、気体についてはg/L
  • 融点,沸点:脚注のないものは1気圧での値。同素体についても脚注で表示。
  • 原子量:表記のうち誤差は()内の数字で、有効数字内の最後の桁に対応。また変動量とされている元素については下限a,上限bを[a,b]と表記。地球上で特定の同位体比を持たない放射性元素については[]内で同位体の質量数の一例を示す。
  • 電気陰性度:ポーリングの電気陰性度。
  • 存在度:CIコンドライトの平均組成
  • 状態:固体・液体・気体で表示。
  • 電子配置:電子の配置。[He],[Ne],[Ar],[Xe],[Rn]はそれぞれの貴ガス型の閉殻を表し、重複部分は「-」で略記。
  • 原子半径:原子の半径。原子核から最外殻電子までの平均距離[1]
  • 出典に値が与えられていないものについては「-」と表記。

なお出典は主要なものは表一番上の項目例に脚注で示し、一部元素のみ出典が別なものや出典書籍におけるページが限られるものはその元素の当該欄に示す。

凡例
金属 半金属 非金属
アルカリ金属 アルカリ土類金属 ランタノイド アクチノイド 遷移金属 普通の金属 多原子非金属 反応性非金属 貴ガス
水素 ハロゲン

さらに予測されている未発見の元素173番まである。

周期表

[編集]
   
18
 
0
 
1
  0
n
ニュートロニウム
 
1
1
H
水素
2   13 14 15 16 17 2
He
ヘリウム
 
2
3
Li
リチウム
4
Be
ベリリウム
  5
B
ホウ素
6
C
炭素
7
N
窒素
8
O
酸素
9
F
フッ素
10
Ne
ネオン
 
3
11
Na
ナトリウム
12
Mg
マグネシウム
3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
Al
アルミニウム
14
Si
ケイ素
15
P
リン
16
S
硫黄
17
Cl
塩素
18
Ar
アルゴン
 
4
19
K
カリウム
20
Ca
カルシウム
21
Sc
スカンジウム
22
Ti
チタン
23
V
バナジウム
24
Cr
クロム
25
Mn
マンガン
26
Fe
27
Co
コバルト
28
Ni
ニッケル
29
Cu
30
Zn
亜鉛
31
Ga
ガリウム
32
Ge
ゲルマニウム
33
As
ヒ素
34
Se
セレン
35
Br
臭素
36
Kr
クリプトン
 
5
37
Rb
ルビジウム
38
Sr
ストロンチウム
39
Y
イットリウム
40
Zr
ジルコニウム
41
Nb
ニオブ
42
Mo
モリブデン
43
Tc
テクネチウム
44
Ru
ルテニウム
45
Rh
ロジウム
46
Pd
パラジウム
47
Ag
48
Cd
カドミウム
49
In
インジウム
50
Sn
スズ
51
Sb
アンチモン
52
Te
テルル
53
I
ヨウ素
54
Xe
キセノン
 
6
55
Cs
セシウム
56
Ba
バリウム
*1 72
Hf
ハフニウム
73
Ta
タンタル
74
W
タングステン
75
Re
レニウム
76
Os
オスミウム
77
Ir
イリジウム
78
Pt
白金
79
Au
80
Hg
水銀
81
Tl
タリウム
82
Pb
83
Bi
ビスマス
84
Po
ポロニウム
85
At
アスタチン
86
Rn
ラドン
 
7
87
Fr
フランシウム
88
Ra
ラジウム
*2 104
Rf
ラザホーニウム
105
Db
ドブニウム
106
Sg
シーボーギウム
107
Bh
ボーリウム
108
Hs
ハッシウム
109
Mt
マイトネリウム
110
Ds
ダームスタチウム
111
Rg
レントゲニウム
112
Cn
コペルニシウム
113
Nh
ニホニウム
114
Fl
フレロビウム
115
Mc
モスコビウム
116
Lv
リバモニウム
117
Ts
テネシン
118
Og
オガネソン
 
8
119
Uue
ウンウンエンニウム
120
Ubn
ウンビニリウム
*3 154
Upq
ウンペントクアジウム
155
Upp
ウンペントペンチウム
156
Uph
ウンペントヘキシウム
157
Ups
ウンペントセプチウム
158
Upo
ウンペントオクチウム
159
Upe
ウンペントエンニウム
160
Uhn
ウンヘキスニリウム
161
Uhu
ウンヘキスウニウム
162
Uhb
ウンヘキスビウム
163
Uht
ウンヘキストリウム
164
Uhq
ウンヘキスクアジウム
165
Uhp
ウンヘキスペンチウム
166
Uhh
ウンヘキスヘキシウム
167
Uhs
ウンヘキスセプチウム
168
Uho
ウンヘキスオクチニウム
 
9
169
Uhe
ウンヘキスエンニウム
170
Usn
ウンセプトニリウム
*5
 
 
6
*1 ランタノイド 57
La
ランタン
58
Ce
セリウム
59
Pr
プラセオジム
60
Nd
ネオジム
61
Pm
プロメチウム
62
Sm
サマリウム
63
Eu
ユウロピウム
64
Gd
ガドリニウム
65
Tb
テルビウム
66
Dy
ジスプロシウム
67
Ho
ホルミウム
68
Er
エルビウム
69
Tm
ツリウム
70
Yb
イッテルビウム
71
Lu
ルテチウム
 
7
*2 アクチノイド 89
Ac
アクチニウム
90
Th
トリウム
91
Pa
プロトアクチニウム
92
U
ウラン(ウラニウム)
93
Np
ネプツニウム
94
Pu
プルトニウム
95
Am
アメリシウム
96
Cm
キュリウム
97
Bk
バークリウム
98
Cf
カリホルニウム
99
Es
アインスタイニウム
100
Fm
フェルミウム
101
Md
メンデレビウム
102
No
ノーベリウム
103
Lr
ローレンシウム
 
8
*4 超アクチノイド 139
Ute
ウントリエンニウム
140
Uqn
ウンクアドニリウム
141
Uqu
ウンクアドウニウム
142
Uqb
ウンクアドビウム
143
Uqt
ウンクアドトリウム
144
Uqq
ウンクアドクアジウム
145
Uqp
ウンクアドペンチウム
146
Uqh
ウンクアドヘキチウム
147
Uqs
ウンクアドセプチウム
148
Uqo
ウンクアドオクチウム
149
Uqe
ウンクアドエンニウム
150
Upn
ウンペントニリウム
151
Upu
ウンペントウニウム
152
Upbウンペントビウム
153
Upt
ウンペントトリウム
 
 
8
*3 超アクチノイド 121
Ubu
ウンビウニウム
122
Ubb
ウンビビウム
123
Ubt
ウンビトリウム
124
Ubq
ウンビクアジウム
125
Ubp
ウンビペンチウム
126
Ubh
ウンビヘキシウム
127
Ubs
ウンビセプチウム
128
Ubo
ウンビオクチウム
129
Ube
ウンビエンニウム
130
Utn
ウントリニリウム
131
Utu
ウントリウニウム
132
Utb
ウントリビウム
133
Utt
ウントリトリウム
134
Utq
ウントリクアジウム
135
Utp
ウントリペンチウム
136
Uth
ウントリヘキシウム
137
Uts
ウントリセプチウム
138
Uto
ウントリオクチウム
*4
 
9
*5 超アクチノイド 171
Usu
ウンセプトウニウム
172
Usb
ウンセプトビウム
173
Ust
ウンセプトトリウム
[t 1]
1 25°Cで固体   金属元素   アルカリ金属
1 25°Cで液体   半金属元素   アルカリ土類金属
1 25°Cで気体   非金属元素   ハロゲン
1 不明   不明   希ガス
1 50°Cで液体   2025年時点で未発見   遷移金属
    卑金属元素   ランタノイド
    アクチノイド

脚注

  1. ^ 陽子数173では1s軌道の電子の束縛エネルギーが電子-陽電子の対生成に必要なエネルギーに等しくなり、内部で自然発生する可能性がある。その場合、陽子数174以上では現在知られているような電子殻は構成されず、ここに示した電子配置は実在し得ないことになる。


脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 気体、0℃
  2. ^ 気体、0℃
  3. ^ 2.5MPa下
  4. ^ ダイヤモンドの値
  5. ^ 昇華
  6. ^ 気体、0℃
  7. ^ 気体、0℃
  8. ^ 気体、0℃
  9. ^ 気体、0℃
  10. ^ 国際純正・応用化学連合(IUPAC)が定める英語名は“aluminium”だが、“aluminum”の名称も広く用いられている[12](おもに北アメリカで)。
  11. ^ 白リン
  12. ^ 白リン
  13. ^ 白リン
  14. ^ 斜方晶
  15. ^ 単斜晶に転移
  16. ^ 気体、0℃
  17. ^ 気体、0℃
  18. ^ 灰色
  19. ^ 灰色
  20. ^ 灰色
  21. ^ 液体
  22. ^ 気体、0℃
  23. ^ 液体、39.30℃
  24. ^ 白色
  25. ^ 気体、0℃
  26. ^ IUPACが定める英語名は“caesium”だが、“cesium”の名称も広く用いられている[12](おもに北アメリカで)。
  27. ^ 液体、28.44℃
  28. ^ 液体
  29. ^ アルファ
  30. ^ 気体、0℃

出典

[編集]

参考文献

[編集]
  • 斉藤一夫「附表」『元素の話』(初版第12刷)培風館、1996年(原著1982年)。ISBN 4-563-02014-1 
  • 編集長:水谷仁『ニュートン別冊周期表第2版』ニュートンプレス東京都、2010年。ISBN 978-4-315-51876-4 
  • 桜井弘『元素111の新知識』(第六刷)講談社、1998年(初版1997年)。ISBN 4-06-257192-7 
  • 国立天文台 代表者 台長 林正彦『理科年表 平成30年(机上版)』丸善出版、2017年。ISBN 978-4-621-30218-7 
  • セオドア・グレイ『世界で一番美しい元素図鑑』創元社、2010年。ISBN 978-4-422-42004-2 

関連項目

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