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【CLF対策】由来から読み解くAWSサービスの覚え方

Last updated at Posted at 2025-07-09

はじめに

AWSのサービスには、機能がすぐに想像できる名前もあれば、日本人にとって理解しにくい名前も多々存在します。こうした「機能が想像しにくいサービス」を覚える際には、少なくとも「名前の由来」を知ることで覚えやすくなると思い、関連情報をまとめたサイトを探しましたが、ほとんど見つかりませんでした。そこで、自分なりに覚えにくかったサービス名の由来を(主にChatGPTを使用して)調べてまとめてみました。

対象読者

  • AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)を勉強中の方
  • AWSサービスを学び始めた方

サービス名と由来一覧

※以下の内容はChatGPTと一緒に作ったため、本来の由来とは異なる場合があります。お気づきの点があればコメントで教えてください。

コンピューティング関連

サービス名 機能 由来と覚え方
AWS Lambda サーバー管理不要でコード(関数)をイベントごとに実行する環境 数学で使うλ(ラムダ)は「関数」の象徴。小さな関数を素早くサーバーレスで実行すると覚える。
AWS Fargate サーバーレスのコンテナ実行環境(ECSやEKSで利用) 「Far(遠く)」+「Gate(門)」の造語。サーバー管理という「門」を遠くへ投げ捨てるイメージで覚える。
Amazon Lightsail 簡単・手軽に使える仮想プライベートサーバー(VPS) 帆船(sail)を軽やか(light)に漕ぎ出すイメージ。初心者でも簡単にサーバーを立ち上げて大海原へ出発できると覚える。
Amazon Elastic Beanstalk アプリのデプロイを簡単にするPaaS環境 『ジャックと豆の木』の魔法の豆の茎(Beanstalk)のように、アプリを自動でどんどん成長・拡張させる環境を提供するサービスと覚える。

ストレージ・データベース関連

サービス名 機能 由来と覚え方
Amazon Aurora 高速で安定した高性能のリレーショナルDB(MySQL/PostgreSQL互換) Auroraはラテン語で「夜明け」。暗闇(旧来DB)から夜が明けるように革新的な高速DBが登場したことをイメージ。
Amazon DynamoDB フルマネージドで高速なNoSQLデータベース(キーバリュー型) Dynamoは「発電機」。高速・大容量でパワフルな電力を発するイメージのデータベース。
Amazon Neptune グラフデータベース(人間関係・相関関係の解析) 海神ネプチューン(Neptune)の網のように「複雑に絡んだ人間関係」を整理・管理するグラフDB。
Amazon Redshift 大規模データ分析を高速に行うデータウェアハウス 宇宙用語の「赤方偏移(Redshift)」から。遠くの宇宙を深く分析するイメージを、大量のデータを深く分析することに重ねて覚える。
Amazon Macie 機械学習で個人情報など機密データを検知・分類するセキュリティサービス フランス語圏の女性名で「武器」を意味し、また「典型的な少女の名前」としても使われる言葉から採用。AWSにおける「攻撃への武器」と「親しみやすい守護の名」の二重の意味を込めた造語と覚える。
AWS Snowball Edge オフラインで大量のデータを物理的に移動したり、現場で処理するためのハードウェアデバイス 「雪玉(Snowball)」を転がしてデータを大きくまとめ、エッジ(現場)まで運ぶイメージ。大容量データを「雪玉」のように運ぶと覚える。

AI・機械学習関連

サービス名 機能 由来と覚え方
Amazon SageMaker 機械学習モデルの構築・学習・推論をまとめて行う統合環境 Sage(賢者)+Maker(作り手)。AIモデルを「賢者のように賢く作成・管理する」イメージで覚える。
Amazon Lex チャットボットや音声ボットを作るためのフレームワーク 「Lexicon(語彙)」の短縮形。言葉を巧みに操り会話するボットのイメージで覚える。
Amazon Polly テキストを自然な音声で読み上げる(TTS) インコ(Polly)は言葉を真似する鳥。人間の言葉を上手に真似て読み上げるサービスと覚える。
Amazon Kendra 社内文書やFAQをAIで賢く検索できるサービス ヒンディー語で「中心」を意味する“Kendra”が名前の由来。情報のハブや中心を担うサービスと覚える。
Amazon Bedrock 基盤となる各種AIモデルを簡単に利用できるAIプラットフォーム Bedrockは「岩盤」。ジェネレーティブAI開発の土台(基盤)を支えるプラットフォームと覚える。

データ分析・ETL・IoT関連

サービス名 機能 由来と覚え方
Amazon Athena サーバーレスでS3上のデータを直接SQLで分析・検索 ギリシャ神話の知恵の女神アテナ。知的にS3データを素早く探索し分析するイメージ。
AWS Glue 複数の異なるデータソース間でデータを収集・変換・整理するETLサービス Glue(接着剤)のようにバラバラのデータを「くっつけて」1つのまとまったデータに整えるサービスと覚える。
Amazon Kinesis リアルタイムのストリーミングデータの処理・分析 「Kinesis」はギリシャ語で「動き」。リアルタイムで流れて動くデータを即座に処理するサービスと覚える。
AWS IoT Greengrass IoT端末(エッジ)側でLambdaのような処理を実行できる環境 「緑の草原(Greengrass)」=末端に広がる草のように、エッジ(端末)側で分散処理を行うイメージ。

開発ツール・運用管理関連

サービス名 機能 由来と覚え方
AWS Cloud9 ブラウザ上で使える統合開発環境(IDE) “on cloud nine”=「とても幸せな状態」という英語表現が名前の由来。クラウド上で開発すると幸福度が高い場所と覚える。
AWS X-Ray アプリケーションの動きを可視化・解析する分散トレーシングツール X線のようにアプリ内部を透視し、問題やボトルネックを簡単に発見できると覚える。

さらに解像度高く覚えるために

AWSのサービス名には、「Amazon 〇〇」と「AWS 〇〇」の2種類があります。これらの名称は、以下のような基準で使い分けられているようです。

  • Amazon 〇〇:それ単体で独立して使うサービス(DynamoDB, Pollyなど)
  • AWS 〇〇:他サービスとの連携が前提のサービス(Lambda, X-Rayなど)

この違いを覚えておけば、初めて見るサービスでも用途をある程度推測できるので、覚えておいて損はないと思います。

参考
https://stackoverflow.com/questions/46069047/aws-products-and-services-naming-nomenclature-starting-with-amazon-vs-aws]

おわりに

CLFの試験に合格するためには、サービス名とその機能について最低限の理解が必要です。しかし、それらを丸暗記するのは非常に労力がかかります。
ここで紹介した「由来とセットで覚える」方法を活用すれば、サービス名を覚えやすくなるはずです。ぜひ試してみてください!

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