こんにちは😊
株式会社プロドウガの@YushiYamamotoです!
らくらくサイトの開発・運営を担当しながら、React.js・Next.js専門のフリーランスエンジニアとしても活動しています❗️
最近、業務効率化のためのツールとして「n8n(エヌエイトエヌ)」を使い始めたのですが、これがとても便利なんです!
今回は、このオープンソースのワークフロー自動化ツールについて、基本から応用まで分かりやすく解説していきます。プログラミング初心者の方もこの記事を読めば、n8nを使って業務自動化への第一歩を踏み出せること間違いなしです💪
n8nとは?🧩
n8nは、オープンソースのローコードツールで、様々なサービスやAPIを連携させて業務フローを自動化できるプラットフォームです。
簡単に言うと、「こんなときに、こうしたい」というワークフローを視覚的に組み立てられるツールということですね。
例えば、こんなことが可能です:
- GitHubのissueが作成されたらSlackに通知する
- JSONデータを自動的にスプレッドシートに取り込む
- Webサイトからデータを定期的に収集する
- ローコードでチャットボットを開発する
他のツール(ZapierやIFTTT)と違って、n8nはセルフホスティングが可能で、データを自分のサーバー内に保持できるのが大きな特徴です。
n8nの基本概念📚
n8nの世界では、ノードとワークフローという概念が重要です。
- ノード:特定の処理を行うブロックのこと。例えば「Slackに投稿する」「データをフィルタリングする」などの機能を持つ[^6]
- ワークフロー:これらのノードを接続して作成した業務フローのこと
これを図で表すとこんな感じです:
n8nのインストールと起動🚀
それでは早速、n8nを始めてみましょう!インストールは非常に簡単です。
Dockerを使ったインストール
docker run -it --rm \
--name n8n \
-p 5678:5678 \
-v ~/.n8n:/home/node/.n8n \
docker.n8n.io/n8nio/n8n
npm経由でのインストール
npm install n8n -g
インストールが完了したら、次のコマンドで起動します:
n8n start
これだけで、ブラウザから http://localhost:5678
にアクセスすると、n8nのダッシュボードが表示されます!簡単ですね✨[^6]
最初のワークフローを作ってみよう🔧
n8nを起動したら、実際にワークフローを作成してみましょう。今回は「GitHubのissueが作成されたらSlackに通知する」という簡単なワークフローを例に解説します。
ステップ1:ワークフローの作成
- 「Create New」ボタンをクリック
- 「Blank Workflow」を選択
ステップ2:トリガーノードの追加
- 「+」ボタンをクリック
- 検索バーに「GitHub」と入力
- 「GitHub Trigger」を選択
- 認証情報を設定
- トリガーイベントとして「Issue」→「Issue Created」を選択
ステップ3:出力ノードの追加
- GitHub Triggerノードの右側の「+」をクリック
- 検索バーに「Slack」と入力
- 「Slack」を選択
- 認証情報を設定
- 「Channel」「Message」を設定
ステップ4:完成したワークフロー
このように、ノードを繋げるだけで簡単に自動化ワークフローが作成できます。
カスタムノードを作ってみよう🛠️
n8nのすごいところは、既存のノードだけでなく、自分だけのカスタムノードも作れることです!これによって、n8nの可能性が無限に広がります。
カスタムノードの作成手順
- まずはn8nのノードスターターキットを使用します[^6]:
# スターターキットのクローン
git clone https://github.com/n8n-io/n8n-nodes-starter.git
# ディレクトリ移動
cd n8n-nodes-starter
# 依存関係インストール
npm install
-
package.json
の設定を変更します:
{
"name": "n8n-nodes-my-custom-node",
"version": "0.1.0",
// 他の設定
}
- ノードの実装を行います。以下は簡単な例です:
カスタムノードの実装例
import { IExecuteFunctions } from 'n8n-core';
import {
INodeExecutionData,
INodeType,
INodeTypeDescription,
} from 'n8n-workflow';
export class MyCustomNode implements INodeType {
description: INodeTypeDescription = {
displayName: 'My Custom Node',
name: 'myCustomNode',
group: ['transform'],
version: 1,
description: 'カスタムノードの説明',
defaults: {
name: 'My Custom Node',
},
inputs: ['main'],
outputs: ['main'],
properties: [
{
displayName: '対象テキスト',
name: 'text',
type: 'string',
default: '',
placeholder: '処理したいテキストを入力',
description: 'このテキストを処理します。',
},
],
};
async execute(this: IExecuteFunctions): Promise<INodeExecutionData[][]> {
const items = this.getInputData();
const text = this.getNodeParameter('text', 0) as string;
// テキストを大文字に変換するだけの簡単な処理
const result = text.toUpperCase();
// 結果を設定
items[^0].json['result'] = result;
return this.prepareOutputData(items);
}
}
- ビルドしてn8nに読み込ませます:
# ビルド
npm run build
# リンク作成
npm link
# n8nのカスタムノードディレクトリに移動
cd ~/.n8n/custom
# リンク
npm link n8n-nodes-my-custom-node
- n8nを再起動して、新しいノードを使えるようになります![^6]
カスタムノードを変更した場合は、必ずnpm run build
を実行してから、n8nを再起動する必要があります。
実践的なユースケース💼
n8nを使った実践的なユースケースをいくつか紹介します!
1. データ収集と分析の自動化
- Webサイトから定期的にデータを収集
- JSONデータを解析して必要な情報を抽出
- Googleスプレッドシートに保存
- 結果をメールで通知
2. 顧客サポートの効率化
- 問い合わせフォームからの情報をWebhookで受け取る
- AIを使って感情分析を行い緊急度を判定
- 高緊急の場合はSlackに通知、それ以外はCRMに登録
3. マーケティング活動の自動化
SNSやブログの更新を一度の操作で複数プラットフォームに展開:
n8nの使用上の注意点⚠️
n8nを使う上での注意点もいくつか紹介します:
n8nは「ノーコード」を謳っていますが、実際には高度なカスタマイズにはJavaScriptの知識が必要なケースが多いです。完全にノーコードを求めている場合は注意が必要です。
Webhookノードを本番環境で使う場合は、右上の「Inactive」ボタンをクリックして「Active」状態にする必要があります。テストモードではリクエストを常時受け付けません。
n8nとの相性が良いツール🔄
n8nと組み合わせると効果的なツールをいくつか紹介します:
- Slack/Discord - チームコミュニケーションと連携
- Google Sheets/Airtable - データ管理との連携
- GitHub/GitLab - 開発ワークフローの自動化
- OpenAI API - AI機能の組み込み
- MySQL/PostgreSQL - データベース操作の自動化
まとめ:n8nで始める業務自動化の第一歩🏁
この記事では、n8nの基本概念から実践的な使い方まで幅広く紹介しました。n8nはその柔軟性と拡張性から、多くの業務自動化シナリオに対応できる強力なツールです。
特に以下のようなケースでn8nの導入を検討してみてください:
- 複数のサービス間でデータを連携させたい
- 定型業務を自動化して時間を節約したい
- APIを活用した複雑なワークフローを構築したい
- データプライバシーを重視してセルフホスティングしたい
n8nはオープンソースで始められるので、まずは試してみることをおすすめします。業務効率化の新たな扉が開けるはずです!
最後に:業務委託のご相談を承ります
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