速習PicoRubyシリーズ【2025年7月版】
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この記事の目標
速習PicoRuby#1 - Lチカ【2025年7月版】を実行するための機材を揃えます
※かつて#1に記載していた内容の一部を分離したものなので、内容が一部重複していますが、周辺機材について追記されています
TL;DR
- 絶対買え
- Raspberry Pi Pico H 汎用キット
- 便利だから買ったほうがいい(必要になってからでもよい)
- Raspberry Pi Pico汎用ブレイクアウトボード
- テスタ(たくさんあるので好きなのを買え)(以下例)
- https://amzn.asia/d/0Uy3odU (安いが必要十分)
- https://amzn.asia/d/biXwQB4 (高いが多機能)
- 必要なら買え
- PC用USB Type-C => Type-A 変換器
- USB Type-CしかないPCの場合はテキトーに買え。PCに付いていれば不要
- PC用USB Type-C => Type-A 変換器
必須機材
Raspberry Pi Pico
これがないと始まりません。
PicoRubyは2025年7月現在、Raspberry Pi Pico専用です。
※一部クロスコンパイルで動かせる他のマイコンボード用バージョンがありますが、不安定なので最初に手を出すのはおすすめしません。
型番ごとに微妙に使用が違うので、現在発売されているRaspberry Pi Picoの解説をします。
Raspberry Pi Pico(無印)
なにも余計なものが付いていないもっとも単純なモデル。
ピンヘッダすら付いていないので初心者には扱いが難しいです。
今回の記事シリーズでは買わないほうが吉。
出典 : https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Raspberry_Pi_Pico_oblique.jpg
Raspberry Pi Pico H
無印にピンヘッダがあらかじめはんだ付けされたモデル。
初心者には超おすすめ。これを買っておけば間違いない。
出典 : 私物。基本的にこの記事シリーズはこいつを使います。
Raspberry Pi Pico W
Wi-Fi機能がついたもの。
無印とは少し仕様が違いますが、PicoRubyはちゃんと動きます。
出典 : https://commons.wikimedia.org/wiki/File:RPI_PICO_W_1.jpg
Raspberry Pi Pico WH
Wi-Fiモデルのピンヘッダがはんだ付けされたモデル。
将来的にWi-Fi接続をしてなにかしたいと思っているならこちらもあり。
Wモデルは購入時にWi-Fiチップの技適シールが同梱されています!!!
絶対に捨てないように!!!
Wモデルを使った作品に貼り付ける必要があります。
(例外規定はありますが、貼るのが確実。詳しくは技適マークで検索してください)
出典 : https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Raspberry_Pi_Pico_WH_top_and_bottom_with_soldered_pins.jpg
Raspberry Pi Pico 2 無印 / H / W / WH
Raspberry Pi Picoの最新モデル。
性能は高いですが、PicoRubyの対応が完全ではないので2025年7月現在は非推奨。
ある程度Pico 1で慣れてから手を出しましょう。(人柱大歓迎)
Pico 1と同様にピンヘッダ付きのH、Wi-Fi付きのW、Wi-Fiとピンヘッダ付きのWHがあります。
出典 : 私物。人柱用に買ったけどまだちゃんと使えてない。右の袋の中に技適マークが入っている。
USB micro-Bケーブル
Raspberry Pi PicoシリーズはすべてUSB micro-BケーブルでPCと接続します。
キットを買えばついでについてくるパターンが多いです。
手持ちのものでも大丈夫ですが、たまに電源線しか付いていなくて通信線がないケーブルがあるので、通信可能か確認したほうがいいです。不安なら買いましょう。
USB Type-A変換器
USB micoro-BケーブルはPCには側がUSB Type-A形式となっている場合が多いです。
確認した限り、汎用キットにはType-A=>micro-Bケーブルしか存在していませんでした。
最近のPC(主にMac)はUSB Type-Cしか付いていない場合があるので、ご自身のPCを確認してUSB Type-Aポートが無い場合はType-C=>Type-A変換器を購入してください。
出典 : 私物。MacBookProのUSB Type-CポートからUSB Type-Aポートに変換し、USB micro-BケーブルでRaspberry Pi Picoに接続されている図
あれば嬉しい機材
電子回路基本セット
だいたいキットに入っていることが多いです。
★が付いているものはTL;DRに貼ったキットに入っています。
※もうPicoだけ買っちゃった人もPico無し版があります
ブレッドボード★
はんだ付けせずに検証用の電子回路を構築する基板。
穴が空いていて列ごとに金属板で接続されている。
部品を差し込むだけで使える。
(赤の破線のように縦に5~6穴がつながっている。上の電源線は端から端までつながっていることが多い)
ジャンパ線★
ブレッドボードやヘッダピンを接続するコード
とにかくたくさん必要になるので余裕があればキット以外にも買っておくと後々便利。
作品を作ろうとするとだいたい最終的に50本ぐらい消費する。
LEDと抵抗(Resistor)★
LED - 光るやつ
抵抗 - 電流が流れすぎないようにするやつ。
LチカとはLEDを光らせることなのでまずこの2個を繋いで動作確認をする。
可変抵抗(ボリューム/potentiometer)★
回すと抵抗値が変わるやつ。
音響機器によくついてる。
スイッチ/ボタン★
回路をON/OFFさせるやつ。
ボタンを押すと光るとかから始める。
キーボードのキーもスイッチの一種。
いろんなセンサー★
あると楽しいやつ。
キットのやつを適当に試すとよろしいかと。
ブレイクアウトボード
マイコンを検証しやすくする拡張ボード。
Raspberry Pi PicoはHのピン付きでもそのままだと扱いづらいのでこれをつけると実験が楽になります。
TL;DRに貼ったものはON状態のピンが光ったり、各ピンの名称が印字されていたりするのでとても助かります。
ブレッドボードへの引き回しも楽になるので、実験段階ではかなり有用です。
初心者は買ったほうが吉。
テスタ
電流・電圧・導通・抵抗値を計測する機器。
バグっていた時にはこれの値がすべて。
プログラムで言うprintデバッグ装置。
推測するな、計測せよ。
計測機器は値段も性能もピンキリですが、初心者は大体使えればOKなので安いのでいいと思います。
富豪はいきなりいいやつを買ってもいいです。
やすいの
たかいの
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