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はじめに

私自身新卒2年目になり、会社で目標を立てる回数も増えてきました。
正直なところ、振り返ってみると毎回のようにこんなモヤモヤを抱えていました👀

  • 「どうやって目標を立てていこう…」
  • 「なかなか目標決められないな…」
  • 「これで目標の書き方あっているのか…?」

こんなモヤモヤに対する自分なりの考えをまとめてみたので
自分の備忘録にもしつつ、誰かの目標設定の助けになれば幸いです!

こんなあなたに特におすすめ!

  • 会社や個人で目標設定をされている方
  • 毎回目標設定する際にどう書けばいいか分からなくなりがちな方
  • 目標の振り返りが疎かになってしまっている方

なぜ 「目標」 を立てるのか

そもそも、なぜ私たちは目標を立てるのでしょうか?

目標を立てることが目的になっていませんか?

ゴールが見えない航海は不安だらけ

「THE GOAL」の著者でも有名なゴールド・ラッド氏の子育ての家訓に、こんな問いかけがあるそうです。

「あなたの人生の目標は何か?」

この問いかけをする理由には

「目標」がなければ、それに近づいているか遠ざかっているかさえわからない。自分が成長しているかわからないのだ。
「目標」さえあれば、少しでも目標に近づきたいと考え、自分の成長を実感できるし、充実感が味わえる。たとえ、うまくいかないことがあっても、そこからの学びを活かせば、自分の人生の目標に近づくきっかけをつかめるだろう。充実した人生を過ごしたいならば、「人生の目標」は必要不可欠なのだ。

と書かれています。

もし目標を設定せずに日々仕事を取り組んでいる場合、
おそらく不安でいっぱいになるだろうと思います。

自分が今どこに向かっているのか、そもそも成長しているのかも分からず、
ただ時間だけが過ぎていく。それはとてももったいないことでもあります。

目標があるからこそ、今いる場所(現在地) を把握し、 道筋(ロードマップ) を具体的に描くことができます。
そして、その道のりを一歩ずつ進んでいく中で、自分の成長を実感し、充実感を味わうことができるのです。

「誰か」 のための目標 から 「自分」 のための目標へ

では、どんな目標を立てるといいのでしょうか
一番大切なのは、その目標が 「誰のため」 の目標なのか、という視点だと思っています。

そりゃそうだよと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
今一度自分が立てた目標と睨めっこしてみて欲しいです。

私自身も自分のために目標を書いていたつもりでしたが、上長との1on1にて


「今の目標ってワクワクする?」


この一言で、私の脳に電撃が走ったのを今でも覚えています。

正直、その当時書いていた目標には全然ワクワクしていませんでした。
評価基準に則って機械的な表現で書いており、評価者からしたらわかりやすかったかもしれません。

本当にその目標を 「達成したい」 と思っているか

結局自分が本当に達成したいと思える目標でなければ、
それは「自分のため」の目標ではないと思っています。

もっというと、目標として破綻してしまっている状態かもしれません。

とりあえずで書いたものや達成した姿にワクワクするものが目標でなければ、振り返りが苦痛になりかねないですし、そもそもしなくなってしまうこともあると思います。

人生は本当にあっという間です。気づけば半年、1年と、時間はあっという間に過ぎ去っていきます。だからこそ、その限られた時間を、自分にとって意味のあるものにするためにも、心から納得できる目標を設定したいと思っています。

現実と理想のギャップを埋める「ロードマップ」

ワクワクする目標を設定することは大切ですが、ただ非現実的な目標を立てて「ワクワクしただけで終わり」では意味がありません。

目標設定において重要なのは、以下の3つのポイントだと考えています。

  1. 現状の自分の現在地を認識すること
  2. その目標が、対象となる期間で到達可能かを考えること
  3. 具体的なアクションプラン(ロードマップ)を自分の中で描けるか

「なぜそれを達成したいのか?」というWhyを深く掘り下げ、その目標が達成された時にどんな状態になっているのか、具体的に想像できるかがカギとなります。

あくまで目標は、 目的達成のための 「中間地点」

私たちは、何かの 「目的」 を達成するために 「目標」 を設定します。

言い換えれば、目標そのものを達成することが最終的なゴールではありません。
目標の達成はあくまで通過点であり、その上にある 「目的」 こそが、本当に目指すものなのです。


会社であれば

「ビジョン」や「プロダクトが成し遂げたい状態」

個人であれば

「夢」や「将来のありたい姿」


が、この「目的」にあたります。

もし目標設定が難しいと感じるなら、少し先の自分の未来を想像してみるのも良いかもしれません。

「将来、どんな人になりたいだろう?」
「どんな自分だったら「すごい」と思えるだろう?」

私自身、具体的な将来像がぼやっとしているタイプなのですが、
そんな時でも 「目標とする人物」 を立ててみると、意外とスッと入ってくることがあります。

その人と今の自分の差分は何か、何が足りないのか、どんなスキルが必要か…そう分析していくと、自分が本当に目指したい姿が見えてきたりします。


日常の中に「目標設定」のヒントは隠されている

「目標設定をするぞ」と意気込んでも、どうしても腰が重くなる感覚があるかもしれません。しかし、実は私たちは普段の生活の中で、自然と目標を持ちそれに向かって行動しています。

例えば、「会社に出勤する」という行為でさえ、

  1. 朝起きる
  2. 顔洗う・歯磨きをする
  3. コンビニ寄る・電車に乗る

…といったように、階層的に行動を分解して、それぞれの小さな目標を達成しながら最終的な「出勤」という目標を達成しています。

もちろん、普段の生活の中での目標に「ワクワク」することはないかもしれませんが、この「行動を分解して計画する」という考え方は、会社や人生の目標設定においても非常に参考になると思います📚

目標に対する振り返り

人間は結構 「忘れっぽい」

人間の記憶力にはどうしても限界があります。
一度に多くの情報を記憶し、後からすべてを完璧に思い出すことは難しいものです。

その日に気づいたこと学んだことをさっとメモする習慣をつけたり、月1回だけでなく隔週で振り返りしてみるなど、その時々の言動を効率的に残す癖をつけるだけで、振り返りの負担も減り、効果も格段に上がると思います!

私個人ではObsidianを使って日々のメモ・振り返りを残しています🗒️
Thino」という拡張機能がイチオシです


1行日記で感情の動きをキャッチする

「振り返り、何を書けばいいの?」と感じる方もいるかもしれません。
そんな時は1行日記でも良いので、日々自分の感情が動いた瞬間をメモとして残しておくことをお勧めします。

  • 嬉しかった瞬間
  • 違和感を感じた瞬間・出来事
  • グッとモチベーションが上がった出来事
  • 自分の足りないと感じたこと

その時々に感じた感情は、後から思い出すことがなかなか難しいものです。
感情を残しておくメリットとしては

  • 単純に自己理解が深まる(自分の価値観が勝手に言語化される)
  • ストレスやネガティブな感情への対処法を見つけやすくなる
  • モチベーションの源泉を見つけられる

等々やっておいて損はないと思います!

振り返りのポイント

振り返りの際は、以下の観点を大事にしています🔑

  • 目標と実績の差分はどこにあるか?
  • その差分は何が原因で発生したのか?
  • 予想外に起きたことは何か?
  • 目標達成の障害となったものは何か?

この 「差分」 を特定し、なぜそれが起こったのかを分析することが、振り返りの最大の目的だと考えています。

もし予想以上に目標を達成できたのなら、なぜできたのかを把握すれば、その成功体験を今後も再現できるかもしれません。
逆に、達成できなかったのであれば、その原因を分析し次からは発生しないように改善していく。

このサイクルを回すことで、着実に成長していくことができると思っています!

目標設定のアンチパターン

最後に、目標設定において陥りがちな「アンチパターン」を少し紹介します。

  1. 忘れ去られる目標:
    目標を立てただけで満足し、日々の振り返りが疎かになるパターンです。新年に立てた目標を、年末になって「そういえば、そんな目標立てたっけ…」と思い出すと、あまり心地よいものではないですよね…

  2. 曖昧な目標:
    「何かを頑張る」「もっと成長する」といった、具体的でない目標です。何をすれば良いのかが明確でないため、行動を促進しないばかりか、ストレスの原因にもなってしまいます

これらのアンチパターンを避けるためにも、自分の立てた目標が、具体的なロードマップとして書き起こせるか、行動が想像できるか、という観点は非常に大切です。

おわりに

ここまで読んでいただき、なんとなーくでも自分の目標見直してみようかなと思っていただくだけでも光栄です。

結局何が言いたかったかというと、
誰かに言われたからやる目標ではなく、あなたが 「達成したい」「ワクワクする」 と思える目標を見つけることだと思っています!

限られた人生の時間の中で、ただただ仕事をこなすだけではつまらないと思います。
せっかくなら「自分のため」の目標を立てて、爆速で改善サイクルを回していきましょう…!

ここまで、目を通していただきありがとうございました!

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