[映画]
「週刊少年ジャンプ」連載の人気マンガ「ONE PIECE ワンピース」。映画版10作目となる「ONE PIECE FILM ストロングワールド」が12月12日(土)より公開されたが、初日動員予測が東映最高記録を樹立したことが判明した。「ONE PIECE FILM ストロングワールド」の12日の興行収入(予測値)は4億円超確実。データの残っている2000年以降公開の東映作品で、最高興行収入51.1億円を記録した「男たちの大和」(05年12月17日公開)は全国290館での上映で初日興行収入1.7億円。
このほかに「劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」(併映1本)(09年8月8日公開、興収19億円)は345館上映で初日2.47億円。「相棒-劇場版-」(08年5月1日公開。興収44.1億円)は、全国300館上映で初日興行収入2億円。
「ONE PIECE FILM ストロングワールド」は全国188館での上映と、上映館数が少ない中での記録達成。東映のヒット作品と比較しても、圧倒的な勢いで記録を更新していることが分かる。
188館のうち68館の劇場が、12日正午時点で本日分の座席が全上映回満席。新宿バルト9などは日中に加え26:20のナイトショーに至るまで全て完売状態。現在、配給の東映は本作を鑑賞する前に、劇場へ状況確認の電話を勧めている。
このような爆発的ヒットの背景に、原作者の尾田栄一郎が初めて映画ストーリーを手掛けたこと、人気バンドのMr.Childrenが始めてアニメ映画に主題歌「fanfare」を提供したこと、そして150万冊限定で、先着入場者に漫画「ONE PIECE」0巻がプレゼントされるといった、ファンを満足させる仕掛けが成功したことが考えられる。
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「ONE PIECE FILM ストロングワールド」作品情報
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