平城京は四つの方角に四つの神(獣)を冠した門があります。(「四神」Wikipedia)
四神(獣) 四方 四季 四色
青龍 東 春 青
朱雀 南 夏 赤(朱)
白虎 西 秋 白
玄武(亀) 北 冬 黒(玄)
<金峯山寺の位置が欠けています・・・>
名古屋から入り、柳生で一泊して、歩きを混じえて奈良に行ったのですが、電車だったか、同宿の人の車に乗せてもらったのか・・・それも記憶にありませんが、室生寺にたどり着き、五重塔を拝んだことだけ覚えています。
憧れていた五重塔を目の前にして何を考えたのか・・・
その後、長谷寺をお参りしたと思うのですが、今回歩いても記憶は蘇りませんでした。
その後、長谷寺をお参りしたと思うのですが、今回歩いても記憶は蘇りませんでした。
若い頃、仏像は興味の範囲外でしたので、今回お参りした仏像については全く知らなかったし、拝観もしていなかったかもしれません。
<室生寺金堂釈迦如来立像 購入した写真のコピーです>
五重塔はその後台風の倒木で破損したことはニュースで知っていましたが、最近調べて修復が終了していることは以前のブログに書きました。
7時のサンダーバードで京都にでて、近鉄特急に乗り換えて室生大野口にたどり着いたのは9時半頃・・・

バスに乗り換えて、ようやく来た室生寺・・・もう10時を過ぎていました。


山門をくぐり、階段の上を見上げると美しい金堂が見えてきます。

興福寺の法相宗のお寺として建立された後、修行の場として各宗派の僧が訪れ、徐々に真言密教の色濃くなり、鎌倉期に弘法大師の御影堂が建立され、真言宗のお寺となったということです。
また女人禁制の高野山と異なり、女子を迎え入れたことから、女人高野と呼ばれています。
冒頭の写真は自身が国宝の金堂内の仏像群の写真です。
<十二神将(招杜羅(子)、毘伽羅(丑)、宮毘羅(寅)>
金堂に上がり、ちょうど空いていた中央部にどっかと座り込むと、仏像達の存在感がすごい迫力で迫ってきます。曼荼羅の世界が立体的に表現されている・・・ということなのでしょうか・・・
中央に位置するお釈迦様が目の前におられます。
<十一面観音立像>
一時、多くの人が居て、暫くして、潮が引くように誰もいなくなりますが、立ち上がれずにお釈迦様の前に座り続けていました。



<十二神将(未羅(午)、珊底羅(未)、因達羅(申)>
まあ、金堂の演出の巧みさに涙腺の緩い「あらかん」が見事にはまったということなのでしょう・・・
最近、仏像に魅かれている自分はなんだろう・・・とちょっと、気になっているところです・・・



<十二神将(波夷羅(酉)、摩休羅(戌)、真達羅(亥)>
金堂の後に本堂で如意輪観音像をお参りして、外にでると、五重塔が目の前にあります。

階段途中で写真を撮っていると・・・再び涙があふれてきます・・・

スケッチをしている若い女性がいます。人前でスケッチをするのはちょっと勇気が要る様な気がしますが、自分もいつか始めてみたいなと思っています。

五重塔を過ぎると奥の院へ繋がる階段が始まります。

きつい長い階段を登って行くと弘法大師の御影堂がありました。

懐かしの室生寺は色々な思いが乱れ浮かび、ちょっと訳が判らなくなりましたが、心に残る一日になりました。

12月の特別開帳、いや、それにこだわらず、冬にもう一度来てみようと思いつつ、長谷寺へ向かいます。