箱根神社の絵馬。
芦ノ湖の地主神(天津神が降臨する前までこの地を治めていた神)は九頭龍だったということです。
その関係で弁財天が祀られています。
ちなみに戸隠山の地主神も九頭龍で、やはり本地(仏教サイドから見た本来の仏神)は弁財天です。
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東京都港区南麻布にある廣尾稲荷神社の絵馬。 |
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戸隠中社の社殿の天井にも龍の絵が描かれていました。 こちらは狩野派の絵師、河鍋暁斎(狂斎とも)が慶応元(1865)年に神託を得て(というか、酒をあおって)一気に描き上げたといわれています。 もちろんオリジナルは消失したのですが、デジタル画像処理によって再現されたそうです。 |
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これも戸隠神社奥社の絵馬。 ここには九頭龍が祀られていますが、絵馬の龍の頭は一つだけ。 上記、中社の天井に描かれた龍がモデルなのでしょうが…かつては毒を吐いていたという迫力はすっかり消え、可愛らしいお姿に… |
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熊野那智大社の絵馬。 これは十二支シリーズの一枚。しかし、ここには龍神である那智の滝がありますので他の絵柄には目もくれず、これを迷わず入手しました。手書き風で気に入っています。 |
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井の頭弁財天の絵馬。 |
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江ノ島の弁天さまです。 後に載っている二人の子供は、弁財天の眷属(童子)で、本来は十五童子いるのですが、龍を気遣ってか代表だけが付き添っています。 |
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上野・不忍池(しのばずのいけ)の辨財天。 |
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長野市善光寺の近くにある刈萱堂の絵馬。 やはり白蛇です。 刈萱堂といえば、親子対面悲話で有名なのですが そんな哀愁を吹き飛ばすかのごとく、 打ち出の小槌+小判というゴージャスさ。 |
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神社名が入っていませんが、村山浅間神社社務所の段ボールの中に入っていた一枚です。 業者が見本に置いていったものと思われますが、図柄が気に入ったのでいただきました。 宝珠+小判+梅+笹というデザインも豪華です。 |
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東京都田無市(現在は西東京市)の田無神社には四体の龍が祀られています。 |
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通称・目黒不動とよばれているが滝泉寺というお寺。滝があるから龍がいます。江戸時代には上野・寛永寺の末寺として高い格式を誇っていた。門前には料理屋や茶屋が建ち並び、庶民の遊び場でもあったらしい。 |
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箱根芦ノ湖の祭神・九頭龍です。もちろん本地は、このページトップでご紹介した弁財天ですが、仏教や修験が入る前は、芦ノ湖を住処とし、大湧谷で毒を吐く、この九頭龍こそが原始神道で祀られていた土地神であったに違いありません。 |