1人あたりの求職者に対して、どれだけの求人数があるのかを示す数値を有効求人倍率という。求人倍率は国内の景気や雇用情勢を判断・分析するのに利用される。試算方法は全国の職業安定所(ハローワーク)で受け付けられた求人数を求職者数で割る。新規学卒者はこの対象にはならない。また求人情報誌等の求人状況はこの指数には反映されない。有効求人倍率が1を超えた場合、求職者に対して求人が多いことを指す。求職者より求人数が多いと就職口を探している人にとっては有利となる。
各地域に人口や産業構造等に違いがあるため、国内の求人倍率には差がある。一般的に都市部では数値が高く、地方では低い傾向がある。正社員が近年1を下回るも、パートタイムは1を上回っている。厚生労働省が公表機関。また有効求人倍率は、完全失業率と並び日本を代表する雇用統計である。