洛陽観音巡礼 <第21番 法性寺> |
かれきしに みのりのふねの ほうせいぢ
しょうぢのうみを やすくわたせる


以来、公卿の政権は衰えて武士が政権を行なうようになり平安の都も戦乱の火中となって、応仁の乱にはこの法性寺の伽藍や仏像は兵火に焼け廃塵となりました。その後再建の機運にも会えず、わずかに災いを免れた仏像は小堂に収容し、久しく安置されていました。

ご本尊は「二十七面千手観音」で高さ1,1m・桜の一本彫です。この写真は御前立ちで、頭上の配置が少し違っています。
京都市東山区本町16丁目307 ☎075-541-8767
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参考資料
「洛陽三十三所観音巡礼」平成洛陽三十三所観音霊場会
「京都観音めぐり」京都新聞出版センター