CSS 段組みレイアウト

CSS 段組みレイアウトモジュールを使用すると、コンテンツを複数の段に分割することができます。このモジュールのプロパティを使用すると、段の推奨数と幅、段間の間隔、およびオプションで段の分割線(段間罫と呼ばれる)の外観を定義することができます。また、コンテンツが段から段へどのように流れるか、および段間でコンテンツをどのように分割するかを定義することもできます。

基本的な例

この例では、カナダの 100 周年記念式典で 1967 年にダン・ジョージ首長が行った演説「連邦の嘆き」が、新聞記事のように複数の段で表示されています。 JavaScript を有効にしている場合、コントロールを使用して、好きな段数と幅、段間の間隔、タイトルと引用文を 1 段にまとめるか、すべての段にまたがらせるか、段落の改行を避けるかどうかなどを変更できます。

メモ: 段組みレイアウトは、文書全体が印刷ページに分割されるように行ボックスに分割することから、ページメディアに密接に関連します。従って、 CSS 断片化仕様書に定義されているプロパティが、段間のコンテンツの区切り位置を制御するために必要になりました。

リファレンス

プロパティ

メモ: コンテナーの高さと行の長さを設定すると、視覚障碍や認知障碍のある方にとって操作が困難になる場合があることにご注意ください。 WCAG 達成基準 1.4.8 では、テキストサイズが 2 倍になっても、コンテンツをスクロールする必要がなくなるようにすべきであると規定されています。

セレクターと擬似クラス

ガイド

段組みレイアウトの基本概念

段組みレイアウト仕様の概要です。

段組みレイアウトの使用

テキストのレイアウトに段組みプロパティを使用するためのガイドです。

段のスタイル設定

段間罫と段間の空間の管理方法です。

段抜きと段の均衡

すべての段にまたがる要素の作り方と、段を埋める方法の制御です。

段組みでのオーバーフローの処理

アイテムが段をオーバーフローときに起こることと、段内のコンテンツが多すぎてコンテナーに収まらない場合に起こることです。

段組みにおけるコンテンツの分割の処理

断片化仕様と、段のコンテンツの分割位置を制御する方法について説明します。

関連概念

仕様書

Specification
CSS Multi-column Layout Module Level 1
CSS Multi-column Layout Module Level 2

関連情報