コンテンツにスキップ

堀川桃香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
堀川 桃香
堀川桃香
黄色のアームバンドがが堀川桃香。白が高木美帆、赤が佐藤綾乃
基本情報
国籍 日本の旗 日本
所属 富士急行
誕生日 (2003-07-10) 2003年7月10日(21歳)
出身地 北海道広尾郡大樹町
身長 164cm
獲得メダル
女子スピードスケート
世界距離別選手権
2023 ヘーレンフェーン 団体追抜
2025 ハーマル 団体追抜
2024 カルガリー 団体追抜
四大陸選手権
2025 八戸 3000m
2024 ソルトレイクシティ 団体追抜
世界ジュニア選手権
2023 インツェル 3000m
2020 トマショフマゾウィエツキ 3000m
2020 トマショフマゾウィエツキ 団体追抜

堀川 桃香(ほりかわ ももか、2003年7月10日 - )は、日本のスピードスケート選手。

人物

[編集]

北海道広尾郡大樹町出身。大樹町立大樹小学校から大樹町立大樹中学校を経て、白樺学園高等学校[1]

兄弟の影響でスピードスケートを始め、小学校5年では釧路市の大会で2位入賞するなどしている[2]

中学校へ進学すると、全国中学校スケート大会では2年次、3年次に女子3,000mで2連覇を達成している[3][4]

高校はスケート界の名門たる白樺学園高等学校へ進学。高校進学後、1年生にして第69回全国高等学校スケート競技選手権大会にて女子1,500mと3,000mを制覇[5][6]。2年となっても第70回全国高等学校スケート競技選手権大会で前年同様に1,500mと3,000mの二冠を制覇した[7][8]

2021年度、高校3年の12月に北京五輪代表選考会に果敢に挑戦し、女子5,000mで日本ジュニア記録を更新する7分10秒49で押切美沙紀に次ぐ2位に入り、同種目では日本人選手として史上最年少の18歳、高校生としても初となるオリンピック代表に選出された[9]。以前より家族ぐるみで交流を続けている漫画家の荒川弘が、代表選手になった堀川を応援する横断幕を寄贈。また、応援旗をはじめとするグッズ、協賛金返礼用のマスクに印刷する描きおろしイラストも提供された[10][11]

2022年北京オリンピックのスピードスケート競技では女子5000mで自己記録を更新して10位となった[12]

北京オリンピックでの競技後、日本電産サンキョーに入ることが発表された[12]が、2022年3月1日に堀川が卒業式で同社での抱負を述べた直後、今季限りでのスケート部廃部が報じられた[13]。事前連絡のない突然の廃部であり、進路に心配の声が上がったが[14]、翌2日、富士急行スケート部に内定したことが報じられた[15][16][17]

  • 山梨日日新聞の取材によれば、堀川の叔母の堀川友里も富士急行所属の中長距離スケート選手としてアジア大会や全日本選手権、国体などに出場していたという[18]

2023年2月19日、ワールドカップの今シーズン最終戦の女子マススタートでW杯初優勝[19]

脚注

[編集]
  1. ^ 十勝毎日新聞(2022年3月2日)
  2. ^ 第12回くしろファイナルスピードスケート競技会 公式順位表 女子 500m 小学5年 (PDF) 釧路スケート連盟
  3. ^ 第38回全国中学校スケート大会公式順位表女子3000m (PDF) 全国中学校スケート大会事務局
  4. ^ 第39回全国中学校スケート大会公式順位表女子3000m (PDF) 全国中学校スケート大会事務局
  5. ^ 女子1500m 第69回全国高等学校スケート競技選手権大会
  6. ^ 女子3000m 第69回全国高等学校スケート競技選手権大会
  7. ^ 女子1500m~優勝は堀川桃香選手大会記録を更新!!~ 第70回冬季インターハイ2020長野
  8. ^ 女子3000m〜堀川桃香選手、大会新記録を出し優勝〜 第70回冬季インターハイ2020長野
  9. ^ 堀川桃香が最年少五輪代表「すごい頑張りました」ジュニア記録更新2位 日刊スポーツ 2021年12月31日付
  10. ^ 堀川選手を応援! 漫画家荒川弘さんが特製横断幕を寄贈 家族ぐるみで交流”. 十勝毎日新聞電子版. 十勝毎日新聞社 (2022年2月4日). 2025年3月13日閲覧。
  11. ^ Sスケート陣最年少の堀川桃香は10位 「納得いくまでやれた いい経験」”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2022年2月11日). 2025年3月13日閲覧。
  12. ^ a b “【スピードスケート】堀川桃香が日本電産サンキョー入り 高木菜那ら所属”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/olympic/beijing2022/speed_skate/news/202202130000125.html 2022年2月20日閲覧。 
  13. ^ “日本電産サンキョースケート部廃部 高木菜那の今後は「帰国後に話し合い」 報奨金「規定に従って贈る」”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2022年3月1日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/03/01/kiji/20220301s00078000471000c.html 2022年3月1日閲覧。 
  14. ^ 日本電産サンキョー入り内定・堀川桃香の卒業式に廃部、白樺学園高・和田貴志監督「ウソでしょう、なぜ?」”. スポーツ報知 (2022年3月2日). 2022年3月3日閲覧。
  15. ^ スピードスケート堀川桃香、富士急入りへ…入社決まっていた日本電産サンキョーが廃部”. スポーツ報知 (2022年3月3日). 2022年3月3日閲覧。
  16. ^ スピードスケート北京五輪代表の堀川桃香が富士急入りへ 入社予定の日本電産サンキョー廃部 - スポーツ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年3月3日閲覧。
  17. ^ 日本放送協会. “北京五輪スピードスケート代表の堀川桃香選手は富士急に入社へ|NHK 北海道のニュース”. NHK NEWS WEB. 2022年3月4日閲覧。
  18. ^ 堀川桃香が富士急入り”. 山梨日日新聞. 2022年3月3日閲覧。
  19. ^ スピードスケートW杯女子マススタート 19歳の堀川桃香が初優勝 2023年2月20日 NHK閲覧。

外部リンク

[編集]